平成28年4月28日
上 場 会 社 名 テイ・エス テック株式会社 上場取引所 東
コ ー ド 番 号 7313 URL http://www.tstech.co.jp/
代 表 者 (役職名) 代表取締役社長 (氏名) 井上 満夫
問合せ先責任者 (役職名) 総務部広報課長 (氏名) 倉田 真秀 (TEL) 048(462)1121
定時株主総会開催予定日 平成28年6月24日 配当支払開始予定日 平成28年6月27日
有価証券報告書提出予定日 平成28年6月27日
決算補足説明資料作成の有無 : 有
決算説明会開催の有無 : 有 ( 機関投資家・アナリスト向け )
(百万円未満切捨て)
1.平成28年3月期の連結業績(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
(1)連結経営成績
(%表示は対前期増減率)売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
親会社の所有者 に帰属する
当期利益
当期包括利益 合計額
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
28年3月期 458,732 8.6 39,279 9.0 40,766 1.2 29,413 6.2 23,528 4.2 12,339 △72.6 27年3月期 422,317 - 36,047 - 40,268 - 27,697 - 22,585 - 45,028 -
基本的1株当たり 当期利益
希薄化後1株 当たり当期利益
親会社所有者帰属 持分当期利益率
資産合計 税引前利益率
売上収益 営業利益率
円 銭 円 銭 % % %
28年3月期 346.01 - 12.1 13.6 8.6
27年3月期 332.15 - 12.8 14.3 8.5
(参考)持分法による投資損益 28年3月期 482百万円 27年3月期 674百万円
(2)連結財政状態
資産合計 資本合計
親会社の所有者に 帰属する持分
親会社所有者 帰属持分比率
1株当たり親会社 所有者帰属持分
百万円 百万円 百万円 % 円 銭
28年3月期 303,948 219,092 197,060 64.8 2,898.04 27年3月期 296,858 216,502 192,116 64.7 2,825.32
(3)連結キャッシュ・フローの状況
営業活動による キャッシュ・フロー投資活動による キャッシュ・フロー
財務活動による キャッシュ・フロー
現金及び現金同等物 期末残高
百万円 百万円 百万円 百万円
28年3月期 47,531 △25,299 △12,319 90,437
27年3月期 35,056 △22,771 △11,231 87,889
2.配当の状況
年間配当金 配当金総額
(合計)
配当性向 (連結)
親会社所有者 帰属持分配当率 第1四半期末第2四半期末第3四半期末 期末 合計 (連結)
円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 円 銭 百万円 % %
27年3月期 - 30.00 - 30.00 60.00 4,079 18.1 2.3 28年3月期 - 33.00 - 33.00 66.00 4,487 19.1 2.3 29年3月期(予想) - 35.00 - 35.00 70.00 22.1
3.平成29年3月期の連結業績予想(平成28年4月1日~平成29年3月31日)
(%表示は、通期は対前期、四半期は対前年同四半期増減率) 売上収益 営業利益 税引前利益 当期利益
親会社の所有者 に帰属する
当期利益
基本的1株当 たり当期利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 % 円 銭
第2四半期(累計) 211,000 - 17,900 - 18,300 - 13,300 - 10,900 - 160.30 通 期 430,000 △6.3 36,500 △7.1 37,500 △8.0 26,400 △10.2 21,500 △8.6 316.19
(1)期中における重要な子会社の異動(連結範囲の変更を伴う特定子会社の異動) : 無
新規 ― 社 (社名) 、 除外 ― 社 (社名)
(2)会計方針の変更・会計上の見積りの変更
① IFRSにより要求される会計方針の変更 : 無
② ①以外の会計方針の変更 : 無
③ 会計上の見積りの変更 : 無
(3)発行済株式数(普通株式)
① 期末発行済株式数(自己株式を含む)
28年3月期 68,000,000株 27年3月期 68,000,000株② 期末自己株式数
28年3月期 1,974株 27年3月期 1,808株③ 期中平均株式数
28年3月期 67,998,076株 27年3月期 67,998,238株
(注) 基本的1株当たり当期利益(連結)の算定の基礎となる株式数については、添付資料34ページ「1株当たり利 益」をご覧ください。
(参考) 個別業績の概要
1.平成28年3月期の個別業績(平成27年4月1日~平成28年3月31日)
(1)個別経営成績
(%表示は対前期増減率)売上高 営業利益 経常利益 当期純利益
百万円 % 百万円 % 百万円 % 百万円 %
28年3月期 87,684 6.9 3,728 82.2 13,762 17.2 11,409 16.5 27年3月期 82,032 △15.9 2,045 △13.5 11,743 9.1 9,796 11.6
1株当たり 当期純利益
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益
円 銭 円 銭
28年3月期 167.79 -
27年3月期 144.07 -
(2)個別財政状態
総資産 純資産 自己資本比率 1株当たり純資産
百万円 百万円 % 円 銭
28年3月期 111,161 91,077 81.9 1,339.42
27年3月期 106,537 86,210 80.9 1,267.83
(参考)自己資本 28年3月期 91,077百万円 27年3月期 86,210百万円 (注)個別業績における財務諸表については、日本基準に基づき作成しています。
※ 監査手続の実施状況に関する表示
この決算短信の開示時点において、金融商品取引法に基づく財務諸表の監査手続は終了していません。
※ 業績予想の適切な利用に関する説明、その他特記事項
業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社の経営者が判断した予想であり、リスクや不確 実性を含んでおります。従いまして、これらの業績予想のみに全面的に依拠して投資判断を下すことは控えるよ うお願いいたします。実際の業績は、様々な重要な要素により、これらの業績予想とは、大きく異なる結果とな り得ることを、ご承知おきください。業績予想の前提となる仮定等については、添付資料2ページ「1.経営成 績・財政状態に関する分析 (1) 経営成績に関する分析」をご覧下さい。
平 成 28 年 4 月 28 日 開 催 予 定 の 決 算 説 明 会 に て 使 用 す る 決 算 説 明 資 料 に つ い て は、 当 社 ホ ー ム ペ ー ジ
(http://www.tstech.co.jp)の以下のURLにてご覧いただくことができます。
(IR資料)http://www.tstech.co.jp/ir/
当グループは当連結会計年度よりIFRSを適用し、当連結会計年度と前連結会計年度の連結業績についてIF RSに準拠して表示しています。
○添付資料の目次
1.経営成績・財政状態に関する分析 ………2 (1) 経営成績に関する分析 ………2 (2) 財政状態に関する分析 ………7 (3) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当 ………8 (4) 事業等のリスク ………8
2.企業集団の状況 ………10
3.経営方針 ………14
(1) 会社の経営の基本方針 ………14
(2) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題 ………14
(3) 目標とする経営指標 ………15
(4) その他、会社の経営上重要な事項 ………15
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方 ………16
5.連結財務諸表 ………17
(1) 連結財政状態計算書 ………17
(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 ………19
(3) 連結持分変動計算書 ………21
(4) 連結キャッシュ・フロー計算書 ………23
(5) 連結財務諸表に関する注記事項 ………25
(継続企業の前提に関する注記) ………25
(連結財務諸表作成の基礎) ………25
(重要な会計方針) ………26
(セグメント情報) ………32
(1株当たり利益) ………34
(後発事象) ………34
(初度適用) ………35
6.個別財務諸表 ………46
(1) 貸借対照表 ………46
(2) 損益計算書 ………48
(3) 株主資本等変動計算書 ………49
7.その他 ………51
(1) 役員の異動 ………51
1.経営成績・財政状態に関する分析
当グループは、当連結会計年度より、財務情報には従来の「日本基準」に替えて「国際会計基準(IFRS)」 を適用しています。日本基準と明記している箇所を除き、文中の全ての財務情報はIFRSで記載しています。
(1) 経営成績に関する分析
① 当連結会計年度の経営成績
当期における世界経済は、新興国経済の伸び悩みや原油安などによる不安定な情勢はあったものの、アメリカ 経 済 を 中 心 と し た 緩 や か な 成 長 に よ り、 全 体 的 に は 底 堅 く 推 移 し ま し た。当 グ ル ー プ の 事 業 環 境 は、 ア メ リ カ、 インドなどにおける受注台数は堅調に推移したものの、ブラジル・インドネシアなどの新興国を中心に受注台数 が減少する等、総じて大変厳しい状況となりました。
このような中、第12次中期経営計画2年目の当期も、様々な収益改善施策に取り組んでまいりました。米州にお いては、グローバルモデルである新型ホンダCIVICの生産開始に併せ、メキシコのシート・内装部品生産子会社を 本 格 稼 働 し、 シ ー ト 部 品 等 の 更 な る 集 約 生 産 を 進 め る と と も に、 北 米 の 各 拠 点 に 新 型 設 備 等 を 導 入 す る こ と で、 よ り 一 層 の 自 動 化 及 び 合 理 化 に 取 組 み ま し た。ま た、 ア ジ ア に お い て は、 バ ン グ ラ デ シ ュ に ト リ ム カ バ ー の 裁 断・縫製を行う新会社を設立するなど、部品競争力の向上につなげる各種施策を着実に実施いたしました。
当期の業績は、主に新興国での自動車需要の減少等はありましたが、円安による為替換算効果に加えて、各社 が積極的に取組んだ収益改善施策の効果が徐々に現れ、前期比で増収・増益となりました。
当連結会計年度の売上収益は、主要客先からの受注台数の減少があったものの、円安による為替換算効果等に より、4,587億32百万円と前連結会計年度に比べ364億14百万円(8.6%)の増収となりました。利益面では、米州 におけるモデル切替費用等一過性の臨時費用が発生しましたが、機種構成の良化や為替換算効果等により、営業 利益は392億79百万円と前連結会計年度に比べ32億32百万円(9.0%)の増益となりました。親会社の所有者に帰 属する当期利益は235億28百万円と前連結会計年度に比べ9億42百万円(4.2%)の増益となりました。
セグメントごとの事業概況及び業績は次のとおりであります。
(日本)
当連結会計年度につきましては、ホンダSTEP WGN用シート及び内装品、ホンダSHUTTLE用シートなどの生産を開 始しました。
予てより取り組んできました埼玉地区の体質改革(新工場への生産集約等)は概ね完了し、計画に沿った効率改 善を図りました。また、浜松地区や鈴鹿地区など、その他国内拠点においては、生産数の減少や、軽自動車等の 小型機種への生産シフトに呼応した体質改革に着手しました。
日本セグメントの業績は下記のとおりであります。
(単位:百万円) 2015年3月期 2016年3月期 前期比増減額 前期比増減率
売上収益 85,899 92,071 6,172 7.2 %
営業利益 7,404 9,152 1,748 23.6 %
前連結会計年度との主な増減理由
売上収益 主要客先からの受注台数は減少したものの、新機種効果の通年寄与等により増収となりました。 営業利益 機種構成の良化や、生産集約等の効率改善等により増益となりました。
(米州)
当連結会計年度につきましては、北米でホンダCIVIC用シート及び内装品などの生産を開始しました。
厳しい競合環境が続く米州市場での競争力を更に強化するため、メキシコの部品生産子会社を本格稼動しまし た。ま た、TS TECH CANADA INC. で は 生 産 拠 点 を 集 約 し、 更 な る 合 理 化 な ど に 取 組 み ま し た。ま た、TS TECH ALABAMA, LLC.においては、新規受注機種に対応するための建屋増築など、米州地域全体で生産アロケーションの 最適化を積極的に展開しました。
米州セグメントの業績は下記のとおりであります。
(単位:百万円) 2015年3月期 2016年3月期 前期比増減額 前期比増減率
売上収益 219,534 247,087 27,552 12.6 %
営業利益 16,198 14,327 △1,870 △11.5 %
前連結会計年度との主な増減理由
売上収益 為替換算効果や主要客先からの受注台数の増加等により増収となりました。
営業利益 増収効果や、生産アロケーションの最適化等の合理化効果はあったものの、モデルチェンジに 伴う諸経費の増加等により減益となりました。
(中国)
当連結会計年度につきましては、ホンダCITY用シートやホンダGREIZ用シートなどの生産を開始しました。 広州市増城区の都市開発計画に伴う広州提愛思汽車内飾系統有限公司の移転は、生産・物流の最適化の効率向 上施策も含め、概ね計画通り進捗しており、2016年夏頃の生産開始に向けて引き続き推進してまいります。また、 武漢提愛思全興汽車零部件有限公司では建屋を増築し、新規インジェクション設備の導入や、シートフレーム溶 接などの内製化を進めることで、競争力の向上を図っております。
中国セグメントの業績は下記のとおりであります。
(単位:百万円) 2015年3月期 2016年3月期 前期比増減額 前期比増減率
売上収益 91,057 96,513 5,455 6.0 %
営業利益 14,243 16,171 1,927 13.5 %
前連結会計年度との主な増減理由
売上収益 為替換算効果や主要客先からの受注台数の増加等により増収となりました。
営業利益 労務費・経費の増加はあったものの、増収効果や、内製化の促進等により増益となりました。
(アジア・欧州)
当連結会計年度につきましては、タイおよびインドネシアにおいてホンダBR-V用シートの生産を開始しました。 フィリピンにおいては、開発に係るノンコア業務を開発費優位性のある当地に移管し、更なる開発力強化を図 ることを目的に、TS TECH BUSINESS SERVICES PHILIPPINES, INC.を設立し稼動開始しました。また、更なる四輪 シート部品のコスト競争力の向上を目的に、バングラデシュ ダッカ近郊にトリムカバーの裁断・縫製を中心に行 う新会社を設立するなど、競争力向上のための諸施策を積極的に展開しました。
アジア・欧州セグメントの業績は下記のとおりであります。
(単位:百万円) 2015年3月期 2016年3月期 前期比増減額 前期比増減率
売上収益 58,727 59,257 530 0.9 %
営業利益 3,034 4,671 1,636 53.9 %
前連結会計年度との主な増減理由
売上収益 主要客先からの受注台数の減少はあったものの、機種構成の良化等により前期と同等の売上収 益となりました。
営業利益 増収効果に加えて、前期に発生した新会社立上費用の減少等により、増益となりました。
また、事業別の売上収益については下記のとおりであります。
(単位:百万円) 2015年3月期 2016年3月期
前期比増減額 前期比増減率
構成比 構成比
二輪事業 6,242 1.5 6,302 1.4 60 1.0 %
四輪事業 410,566 97.2 445,885 97.2 35,318 8.6 %
(シート) 365,223 86.5 398,230 86.8 33,007 9.0 %
(内装品) 45,343 10.7 47,655 10.4 2,311 5.1 % その他事業 5,508 1.3 6,543 1.4 1,035 18.8 % 合計 422,317 100.0 458,732 100.0 36,414 8.6 %
② 今後の見通し
2017年3月期の連結業績は以下のとおり予測しております。
売上収益 4,300億円 (前期比 △6.3%減)
営業利益 365億円 (前期比 △7.1%減)
税引前利益 375億円 (前期比 △8.0%減)
当期利益 264億円 (前期比 △10.2%減)
親会社の所有者に帰属する当期利益 215億円 (前期比 △8.6%減)
セグメント別の業績は以下のとおり予測しております。
(日本)
(単位:百万円) 2016年3月期
2017年3月期 見通し
前期比増減額 前期比増減率
売上収益 92,071 91,790 △281 △0.3%
営業利益 9,152 8,170 △982 △10.7%
当連結会計年度との主な増減理由
売上収益 主要客先からの受注台数は増加するものの、機種構成の変化等により減収となる見込みです。 営業利益 減収影響に加えて円高による為替影響等により減益となる見込みです。
(米州)
(単位:百万円) 2016年3月期
2017年3月期 見通し
前期比増減額 前期比増減率 売上収益 247,087 220,850 △26,237 △10.6%
営業利益 14,327 15,030 702 4.9%
当連結会計年度との主な増減理由
売上収益 円高による為替換算影響等により減収となる見込みです。
営業利益 減収影響はあるものの、前期に発生したモデルチェンジに伴う一過性費用の減少等により増益 となる見込みです。
(中国)
(単位:百万円) 2016年3月期
2017年3月期 見通し
前期比増減額 前期比増減率
売上収益 96,513 88,050 △8,463 △8.8%
営業利益 16,171 13,200 △2,971 △18.4%
当連結会計年度との主な増減理由
売上収益 主要客先からの受注台数の増加はあるものの、為替換算影響等により減収となる見込みです。 営業利益 工場移転による合理化効果を見込むものの、減収影響等により減益となる見込みです。
(アジア・欧州)
(単位:百万円) 2016年3月期
2017年3月期 見通し
前期比増減額 前期比増減率
売上収益 59,257 63,800 4,542 7.7%
営業利益 4,671 4,710 38 0.8%
当連結会計年度との主な増減理由
売上収益 為替換算影響はあるものの、主要客先からの受注台数の増加等により増収となる見込みです。 営業利益 増収効果はあるものの、機種構成の影響等により前期と同等の営業利益となる見込みです。
また、設備投資額につきましては、115億円(前期比32.6%減)を計画しております。
な お、 為 替 レ ー ト に つ き ま し て は、 通 期 平 均 で、1 米 ド ル = 110.0 円、1 人 民 元 = 17.0 円 を 前 提 と し て お り ま す。
(2) 財政状態に関する分析
① 資産、負債及び資本の状況
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、3,039億48百万円と前連結会計年度末に比べ70億89百万円の増加となり ました。これは、為替換算影響により減少となったものの、利益増加等により現金及び現金同等物が増加したこ と、及び主要客先からの受注台数の増加等により営業債権及びその他の債権が増加したことが主な要因です。
(負債)
負債合計は、848億55百万円と前連結会計年度末に比べ44億98百万円の増加となりました。これは、為替換算影 響により減少となったものの、主要客先からの受注台数の増加等により営業債務及びその他の債務が増加したこ とが主な要因です。
(資本)
資本合計は、2,190億92百万円と前連結会計年度末に比べ25億90百万円の増加となりました。これは、為替換算 影響によりその他の資本の構成要素が減少したものの、当期利益の計上により利益剰余金が増加したことが主な 要因です。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という)は、前連結会計年度に比べ25億47百万 円増加し、当連結会計年度末残高は904億37百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営 業 活 動 に よ り 得 ら れ た 資 金 は、475 億 31 百 万 円 と 前 連 結 会 計 年 度 に 比 べ 124 億 75 百 万 円 の 増 加 と な り ま し た。 これは、営業債権及びその他の債権の増減額が前連結会計年度の154億76百万円の増加から52億36百万円の減少と なったものの、営業債務及びその他の債務の増減額が前連結会計年度の134億56百万円の減少から117億31百万円 の増加となったこと、及び法人所得税の支払額が21億65百万円減少したこと等によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動により支出した資金は、252億99百万円と前連結会計年度に比べ25億28百万円の増加となりました。こ れは、無形資産の取得による支出が26億97百万円の減少となったものの、定期預金の預入及び払戻による純増減 額が前連結会計年度の19百万円の支出から49億19百万円の支出となったこと等によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動により支出した資金は、123億19百万円と前連結会計年度に比べ10億88百万円の増加となりました。こ れは、配当金の支払額(非支配持分への支払額を含む)が7億63百万円の増加となったこと等によるものです。
(参考)キャッシュ・フロー関連指標の推移
2015年3月期 2016年3月期
親会社の所有者に帰属する持分比率(%) 64.7 64.8
時価ベースの親会社の所有者に帰属する持分比率(%) 74.3 58.9
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(%) 16.1 9.1
インタレスト・カバレッジ・レシオ 171.3 260.1
親会社の所有者に帰属する持分比率:親会社の所有者に帰属する持分/資産合計 時価ベースの親会社の所有者に帰属する持分比率:株式時価総額/資産合計 キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
(注)1 いずれも連結ベースの財務数値により計算しています。
2 株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しています。
(3) 利益配分に関する基本方針及び当期・次期の配当
当社は、株主の皆様に対する利益還元を経営の重要課題の一つとして位置付け、長期的かつグローバルな視点に 立った事業展開を通じて企業価値の向上に努めるとともに、連結業績及び配当性向等を総合的に勘案し、安定的に 配当を継続していくことを基本方針としています。
当期(2016年3月期)の期末配当については、1株当たり33円とさせていただく予定です。この結果、当期の配 当金は、中間配当金33円を含め、1株当たり66円となる予定です。
なお、内部留保資金につきましては、新技術の開発や将来の事業拡大に向けた投資等に活用することにより、一 層の業績向上と財務体質の強化を図ります。
次 期 ( 2017 年 3 月 期 ) の 配 当 に つ き ま し て は、 連 結 業 績 の 動 向 と 連 結 企 業 体 質 強 化 の た め の 内 部 留 保 を 勘 案 し、 1株当たり70円(中間期末35円・期末35円)を予定しております。
(4) 事業等のリスク
① 市場環境の変化について
当グループは、日本、北米、南米、中国、その他のアジア地域、欧州と、世界各国において事業を展開してお ります。これらの国々における経済の低迷や、物価等の動向による消費者の購買意欲の低下は、二輪車及び四輪 車の販売減少につながり、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
② 本田技研工業株式会社及びそのグループ会社に対する販売依存度について
当グループの連結売上収益に占める本田技研工業株式会社及び同社関係会社(以下=「同社グループ」)に対す る比率は92.3%(同社グループの取引先への売上収益を含めた最終販売先が同社グループとなる売上収益の比率は 96.1%)に達しています。当グループは同社グループとの定期的な意思疎通の機会を通じ、両社の事業方向性等の 確認を行っていますが、車種毎の継続的な受注の保証はなく、想定外の失注が発生した場合には当グループの業 績に影響を及ぼす可能性があります。また、同社グループの事業戦略や購買方針の変更、同社グループにおける 生産調整、特定車種の生産拠点移管、生産拠点再編成、当グループの製品を採用した車種の販売開始時期の変更 や販売動向、同社グループ及び同社グループ取引先におけるリコールやその他重大な問題による販売動向への影 響等は、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 競合の状況について
新たな競合先または既存競合先の提携が台頭し、市場におけるシェアを急速に獲得する可能性があります。 当グループは、シートをはじめとする内装部品専門メーカーとしての地位確保に向け、競争力の向上に努めて いますが、今後も市場シェアを維持、拡大できる保証はありません。
④ 国際的活動及び海外進出に潜在するリスクについて
当グループは現地生産の強化等を基本方針とし、北米、南米、中国、その他のアジア地域、欧州に生産子会社 を設立する等海外展開に積極的に取組んでいます。
こうした海外での事業展開を通じて、各国の予期しない法律・規制の制定及び変更、移転価格税制等における 税務当局の見解、人材確保の困難及び未整備のインフラ等に遭遇し、当グループの業績に影響を及ぼす可能性が あります。
⑤ 取引先の信用リスクについて
当 グ ル ー プ は、 自 動 車 部 品 メ ー カ ー と し て 数 多 く の 取 引 先 を 有 し て お り ま す。取 引 先 の 経 営 状 態 に つ い て は、 定期的に確認を行っておりますが、不測の信用状況の悪化や経営破綻等が発生した場合には、当グループの業績 に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 原材料の市況変動等の影響について
当グループの主要製品である四輪車用シートは、鋼材、樹脂材、ウレタン、表皮材等で構成されており、その 原材料や部品の調達については供給元との基本取引契約を締結し、安定的な調達に努めています。
しかし、原材料を取り巻く規制の変化、原材料メーカーの減産、原材料価格の市況変動等に起因して、当社が 対応または吸収できない原材料の供給不足や急激な価格上昇が発生した場合には、当グループの業績に影響を及 ぼす可能性があります。
⑦ 為替変動の影響について
当グループはグローバルに事業活動を展開しており、外貨建取引における為替変動の影響を受けます。当グル ープは、外貨建取引における為替相場の変動リスクをミニマイズすべく主要通貨間における為替ヘッジ取引を行 っているものの、全ての為替リスクをヘッジすることは不可能であるため為替相場の変動が当グループの業績に 影響を及ぼす可能性があります。
また、連結財務諸表作成に用いる換算為替レートの如何によっては円貨換算後の経営成績が変動することによ り当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑧ 災害・事故・戦争・ストライキ等による製造ラインへの影響について
災害・事故等に関して、当グループでは製造ラインの中断による潜在的なリスクを最小限にするため、各工場 の全ての設備に対して定期的に災害防止安全検査及び設備点検を実施しています。しかしながら製造ラインで発 生する生産中断による影響を完全に防止または軽減できる保証はありません。また、各地域における大規模な地 震等の自然災害及び伝染病、戦争、テロ、ストライキ等の重大事故等により、物的、人的被害及びインフラの遮 断等、操業を中断する事象が発生した場合、生産能力が著しく低下する可能性があり、当グループの業績に影響 を及ぼす可能性があります。
⑨ 知的財産権保護について
当グループは、自社が製造する製品に関連した技術とノウハウを蓄積してきましたが、将来に亘ってこのよう な知的財産権が広範囲に保護されない可能性があります。また、広範囲に亘って知的財産権が違法に侵害される ことによって当グループの事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
上記に加え、当グループは、他社の知的財産権を侵害しないよう、十分に注意を払いながら製品・技術の開発 に当たっていますが、当グループの開発した製品・技術が第三者の知的財産権を侵害していると判断された場合、 当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑩ 法的手続への対応について
当グループは、訴訟、関連法規に基づく調査等を受ける可能性があり、また係争中の法的手続きで不利な判断 がなされた場合、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑪ 製品の欠陥への対応について
当グループは、製造工程内品質保証体制の構築や、ISO9001等の国際標準規格に基づく品質マネジメントシステ ムの運用等を通じ、製品の欠陥の予防に努めております。
製造物責任賠償に繋がるような製品欠陥の発生に対しては、保険への加入やトレーサビリティ(製造履歴の追 跡)体制の構築等によりリスクヘッジを行っておりますが、リコール等によって発生する多額のコストや信用の 低下等により、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑫ 情報漏洩リスク
当グループは技術情報等の重要な機密情報や顧客からの重要情報を保有しています。これらの情報が外部へ流 出することを防止するため、社内規程の整備や社員教育の徹底、セキュリティシステムの強化等情報管理の徹底 に努めておりますが、予期せぬ事態により機密情報の滅失、改ざん若しくは社外に漏洩した場合には、企業価値 の毀損、社会的信用の失墜、損害賠償責任を負う等、当グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑬ 法規制への対応について
当グループは、事業を展開する各国において、安全、環境等の様々な法的規制の適用を受け、これらの関連法 規を遵守した事業活動を行っています。特に、欧米を中心とする自動車の安全法規に対しては、今後の法的規制 動向にも対応が可能な研究開発体制を整えています。
ただし、今後の様々な法的規制の強化または新たな規制の制定に対し、規制を遵守できなかった場合、当グル ープの事業活動を制限される可能性があります。
また、これらの法的規制の強化または新たな規制の制定は、コスト増につながる可能性があり、当グループの 業績に影響を及ぼす可能性があります。
⑭ 退職給付債務について
当グループの従業員退職給付費用及び債務は、割引率等の前提条件に基づいて算出されております。従いまし て、実際の結果が前提条件と異なった場合、または前提条件が変更となった場合は、当グループの業績及び財務
2.企業集団の状況
事業の系統図当グループは、当社及び国内外50社の関係会社により構成され、セグメント別には、日本、米州、中国、アジア・欧 州の4地域からなっています。また、その他の関係会社である本田技研工業株式会社とは、事業上、継続的で緊密な関 係にあります。事業の系統図は、次のとおりです。
関係会社の状況
名称 住所
資本金又は 出資金
主要な事業 の内容
議決権の所有 (被所有)割合
関係内容 所有
割合 (%)
被所有 割合 (%)
役員の 兼任等
資金 援助
営業上 の取引
設備 の賃 貸借 (連結子会社)
九州テイ・エス株式会社
熊本県 菊池市
百万円 110
二輪事業 四輪事業 その他事業
100.0 ―
兼任1名 出向1名
貸付
当社からの技 術支援・部品 仕入・不動産 賃借、当社へ の製品販売
あり
サン化学工業株式会社
静岡県 浜松市
百万円 99
二輪事業 四輪事業 その他事業
58.8 ― 出向3名 ―
当社からの不 動産賃借、当 社への製品販 売
あり
総和産業株式会社
埼玉県 加須市
百万円 99
四輪事業 100.0 ―
兼任1名 出向1名
―
当社からの部 品仕入・不動 産賃借、当社 への製品販売
あり
株式会社テイ・エス ロジスティクス
埼玉県 川越市
百万円 99
その他事業 100.0 ― 出向5名 ―
当社からの不 動産賃借、当 社への不動産 賃貸、設備販 売、物流支援、 当社製品及び 部品の梱包・ 輸送
―
株式会社テック東栄
三重県 鈴鹿市
百万円 91
四輪事業 100.0 ― 出向3名 ―
当社からの不 動産賃借、当 社への製品販 売
あり
TRI-CON INDUSTRIES, LTD.
アメリカ ネブラスカ州
千米ドル 5,100
二輪事業 四輪事業 その他事業
100.0 (100.0)
― 出向3名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入・設備購 入
―
TS TRIMINDUSTRIES INC.
アメリカ オハイオ州
千米ドル 23,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向2名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入・設備購 入、当社への 製品販売
―
TS TECHUSA CORPORATION
アメリカ オハイオ州
千米ドル 15,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向3名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入、当社へ の製品販売
―
TS TECHAMERICAS, INC.
アメリカ オハイオ州
千米ドル 46,100
四輪事業 100.0 ―
兼任2名 出向5名
―
当社からの技 術支援・部品 仕入、当社へ の製品販売・ 開発業務
―
TS TECHALABAMA, LLC.
アメリカ アラバマ州
千米ドル 10,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向2名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入・設備購 入、当社への 製品販売
―
TRIMOLD LLC
アメリカ オハイオ州
千米ドル 3,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向1名 ―
当社からの技 術支援
―
TS TECHINDIANA, LLC
アメリカ インディアナ州
千米ドル 10,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向2名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入、当社へ の製品販売
―
TST NA TRIM,LLC.
アメリカ テキサス州
千米ドル 2,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向3名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入
―
TS TECHCANADA INC.
カナダ オンタリオ州
千加ドル 6,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向2名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入・設備購 入、当社への 製品販売
―
名称 住所
資本金又は 出資金
主要な事業 の内容
議決権の所有 (被所有)割合
関係内容 所有
割合 (%)
被所有 割合 (%)
役員の 兼任等
資金 援助
営業上 の取引
設備 の賃 貸借
TRIMONT MFG.INC.
カナダ オンタリオ州
千加ドル 2,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向2名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入、設備購 入
―
INDUSTRIAS TRI-CON DE MEXICO, S.A.DE C.V.
メキシコ タマウリパス州
千米ドル 1
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向1名 ― ― ―
TST MANUFACTURING DEMEXICO, S. DE R.L. DE C.V.
メキシコ グアナフアト州
千米ドル 34,819
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向3名 ―
当社からの技 術支援、部品 仕入・設備購 入
―
NA SERVICE, S. DE R.L. DE C.V.
メキシコ グアナフアト州
千米ドル 179
その他事業 100.0 (100.0)
― 出向2名 ― ― ―
TS TECHDO BRASIL LTDA.
ブラジル サンパウロ州
千レアル 8,570
四輪事業
100.0 (28.6)
― 出向2名 ―
当社からの技 術支援
―
TS TRIMBRASIL S/A
ブラジル ミ ナ ス ジ ェ ラ イ ス州
千レアル 26,000
四輪事業
100.0 (100.0)
― 出向2名 ― ― ―
広州提愛思汽車内飾系統 有限公司
中国 広東省
千米ドル 3,860
四輪事業 52.0 ― 出向3名 ―
当社からの技 術支援、設備 購入
―
広州徳愛康紡績内飾製品 有限公司
中国 広東省
千米ドル 3,300
四輪事業 52.0 ― 出向3名 ― ― ―
寧波保税区提愛思泉盟汽車 内飾有限公司
中国 浙江省
千米ドル 5,000
四輪事業
100.0 (40.0)
―
兼任2名 出向4名
―
当社からの部 品仕入
―
寧波出口加工区提愛思泉盟汽車 内飾有限公司
中国 浙江省
千米ドル 5,000
四輪事業
100.0 (40.0)
―
兼任2名 出向4名
―
当社からの技 術支援・部品 仕入、当社へ の製品販売
―
武漢提愛思全興汽車零部件 有限公司
中国 湖北省
千米ドル 9,000
四輪事業 60.0 ― 出向3名 ―
当社からの技 術支援・設備 購入
―
TS TECH(HONG KONG) CO.,LTD.
中国 香港
千香港ドル 600
四輪事業
100.0 (1.0)
― 出向3名 ―
当社からの製 品仕入、当社 への製品販 売・開発業務
―
TS TECHTRIMPHILIPPINES, INC.
フィリピン ラグナ州
千比ペソ 125,000
四輪事業 100.0 ―
兼任1名 出向3名
―
当社からの技 術支援・部品 仕入、当社へ の製品販売
―
PT. TS TECHINDONESIA
インドネシア 西ジャワ州
千米ドル 7,000
四輪事業 90.0 ― 出向4名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入
―
TS TECH(THAILAND) CO.,LTD.
タイ サラブリ県
千バーツ 150,000
四輪事業
64.5 (64.5)
― 出向4名 ―
当社からの技 術支援・部品 仕入・設備購 入、当社への 製品販売
あり
TS TECHASIAN CO.,LTD.
タイ バンコク都
千バーツ 150,000
四輪事業 100.0 ―
兼任1名 出向3名
―
当社からの技 術支援、当社 への開発業務
―
TS TECH(KABINBURI) CO.,LTD.
タイ
プラチンブリ県
千バーツ 800,000
四輪事業
100.0 (100.0)
―
兼任1名 出向3名
―
当社からの設 備購入
―
TS TECHSUN INDIA PRIVATE LIMITED
インド ウ ッ タ ル ・ プ ラ デーシュ州
千印ルピー 154,800
二輪事業 四輪事業
74.0 ―
兼任1名 出向2名
―
当社からの技 術支援、当社 への製品販売
―
TS TECHSUN RAJASTHAN PRIVATE LIMITED
インド ラジャスタン州
千印ルピー 1,300,000
四輪事業
98.8 (1.9)
―
兼任1名 出向2名
―
当社からの技 術支援、当社 への製品販売
―
名称 住所
資本金又は 出資金
主要な事業 の内容
議決権の所有 (被所有)割合
関係内容 所有
割合 (%)
被所有 割合 (%)
役員の 兼任等
資金 援助
営業上 の取引
設備 の賃 貸借
TS TECHUK LTD
イギリス ウィルシャー州
千英ポンド 12,000
四輪事業 100.0 ―
兼任1名 出向1名
―
当社からの技 術支援・部品 仕入・設備購 入、当社への 製品販売
―
TS TECHHUNGARY Kft.
ハンガリー ペシュト県
千ユーロ 510
四輪事業 100.0 ― 出向1名 貸付
当社からの技 術支援
―
(持分法適用関連会社) 広州広愛興汽車零部件有限公司
中国 広東省
千米ドル 5,000
四輪事業 36.0 ― 出向2名 ―
当社からの技 術支援、設備 購入
―
LAGUNA TS LAND,INC.
フィリピン ラグナ州
千比ペソ 2,700
その他事業 40.0 (40.0)
― 出向2名 ― ― ―
(その他の関係会社)
本田技研工業株式会社
東京都 港区
百万円 86,067
自動車の 製造販売
0.2 22.7 (0.1)
― ―
当社からの技 術支援・部品 仕入、当社へ の部品販売
―
(注)1 主要な事業の内容欄には、事業の種類を記載しております。 2 議決権の所有(被所有)割合の(内書)は間接所有割合です。
3 特定子会社は、TS TECH AMERICAS, INC.、TST MANUFACTURING DE MEXICO, S. DE R.L. DE C.V. 、TS TECH DO BRASIL LTDA.、TS TRIM BRASIL S/A、広州提愛思汽車内飾系統有限公司、寧波保税区提愛思泉盟汽車内 飾有限公司、寧波出口加工区提愛思泉盟汽車内飾有限公司、武漢提愛思全興汽車零部件有限公司、PT. TS TECH INDONESIA、TS TECH(THAILAND)CO.,LTD.、 TS TECH(KABINBURI)CO.,LTD.、 TS TECH SUN INDIA PRIVATE LIMITED、 TS TECH SUN RAJASTHAN PRIVATE LIMITED、TS TECH(MANDAL)PRIVATE LIMITED、TS TECH UK LTDです。
4 本田技研工業株式会社は、有価証券報告書の提出会社です。
5 TS TECH AMERICAS, INC.及び広州提愛思汽車内飾系統有限公司は、売上収益(連結会社間の内部売上収益 を除く)の連結売上収益に占める割合が10%を超えています。
TS TECH AMERICAS, INC. 広州提愛思汽車内飾系統有限公司
売上収益 240,791 百万円 売上収益 51,746 百万円
税引前利益 14,281 税引前利益 7,623
当期利益 10,517 当期利益 5,626
資産合計 91,962 資産合計 31,631
資本合計 57,151 資本合計 14,129
3.経営方針
(1) 会社の経営の基本方針
当グループは「人材重視」「喜ばれる企業」を経営理念としています。
「人材重視」とは「人こそ企業成長の決め手」と考え、働く者全てが「夢」と「情熱」を持って活き活き働くこ とができる企業でありたいという理念であり、「喜ばれる企業」とは「快適さや感動を与えられる製品」を世界に 送り出し、世界の自動車内装品システムサプライヤーとして自立し、社会と融合して全てのステークホルダーから 喜ばれ、存在を期待される企業でありたいという理念です。
この経営理念に基づき、「わたしたちは 常に モノづくりに夢を求めて 無限の可能性に 挑戦し 快適で良質な商 品を 競争力のある価格で 世界のお客様に 提供する」という社是を実践し、企業価値の向上に努めてまいります。
(2) 中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
当グループは、2020年までの10年間を企業規模の拡大、企業価値の向上を目的に、ワンランク上の内装システム サ プ ラ イ ヤ ー を 目 指 す た め の 基 盤 づ く り の 10 年 間 と 位 置 付 け、2020 年 ビ ジ ョ ン と し て 「INNOVATIVE QUALITY COMPANY」を制定し、「部品競争力 世界TOP」を標榜しています。
当 グ ル ー プ の 競 合 環 境 が、 こ れ ま で の 枠 組 み で は な く 世 界 の 同 業 他 社 と の 熾 烈 な 競 争 の ス テ ー ジ へ 変 化 す る 中、 企業規模の拡大と企業価値の向上を図るためには、現在の主要客先への対応はもとより、新規顧客開拓を積極的に 進め、確実に新規商権を獲得していくことが重要な経営課題であると考えています。
そ の よ う な 状 況 の 中、2014 年 4 月 よ り ス タ ー ト と な っ た 第 12 次 中 期 経 営 計 画 ( 2014 年 4 月 1 日 ~ 2017 年 3 月 31 日)は、2020年ビジョン達成に向けて最も重要な位置づけとなる中期3ヵ年計画であり、「グローバル企業として の 地 位 確 立 」 を 定 性 目 標 と し て、 ① 「 Q C D D M ※ 1 競 争 力 の 強 化 」、 ② 「 他 販 ※ 2 の 拡 大 」、 ③ 「 世 界 で 戦 え る
“人”インフラ構築」、④「社会貢献活動の実践」の4つの主要施策に取組んでいます。
※1 QCDDM:Q(品質)、C(コスト)、D(開発)、D(デリバリー)、M(マネジメント)
※2 他販:主要客先以外の完成車メーカーへの販売
〔4つの主要施策〕
①QCDDM競争力の強化
熾烈な競合環境において勝ち残るため、QCDDMという企業活動の全ての領域での競争力を強化し、2020年ビ ジョンの実現に向けた基盤構築に取組んでいます。
当期の実績としまして、QCDDMそれぞれの領域に関する諸施策について、概ね計画通り進捗しました。なか でも、Q(品質)領域においては、一部施策に課題はあるものの、当社製品が米国調査会社によるIQS(初期品質 調査)で、部門最高品質評価を得るなど、取組みの成果があらわれております。これに慢心することなく、製造業と して永劫のテーマである品質の高位安定に、引き続き努めてまいります。
②他販の拡大
第11次中期経営計画において強化取組みとして展開していた「他販の拡大」を、当中期計画より主要施策に組み 入れ、2020年ビジョンの実現に向けた成長戦略の1つとして、主要客先以外の取引拡大への取組みを更に強化して います。
グローバルレベルでの新規顧客の開拓は、想定された通り険しい取組みですが、他販営業体制の強化を行い積極 的に展開した結果、欧州自動車メーカーや米国二輪車メーカーから新規受注を得るなど、徐々にその成果が現れて お り ま す。更 な る 取 引 拡 大 を 目 指 し、 日 米 双 方 の 開 発 部 門 の 連 携 強 化 な ど に よ り 技 術 的 プ レ ゼ ン ス の 向 上 を 図 り、 新規顧客との信頼関係をいち早く構築することで、今後も新たな商権の獲得に努めてまいります。
③世界で戦える“人”インフラ構築
「人材重視」の経営理念のもと、真のグローバル企業として世界で活躍できる「グローバル人材」を輩出するた め、当グループとしての育成の基盤構築に取組んでいます。
多様な人材が、より成長し、より活躍できるよう、国内外において人事諸制度の改革等に取組むとともに、グロ ーバルレベルでの人材育成を図るべく、世界各地域に伝道者(プロモーター)を設定し“TSフィロソフィー(当社の社 是・理念等)”の伝播・継承を進めています。また、現地法人各社が更に自立したオペレーションを図れるよう、各 国各地域の人材育成に努めてまいります。
④社会貢献活動の実践
安全で快適な製品の提供はもちろんのこと、環境への配慮等、事業活動における社会的責任を果たすことで、社 会貢献活動を実践し、経営理念である「喜ばれる企業」を追求しています。
自動車事故の未然防止に貢献する“眠気低減”機能や、万が一の際にも乗員を保護するための「安全技術」、そ して、製品をより軽量化することで自動車の燃費向上に貢献し、CO2排出量を抑える「環境技術」等、日々、技術の 進化に努めております。
また、「事業活動で使用した土地の敷地面積相当分を緑にして地球に返す」ことをコンセプトに、国内事業拠点 の あ る 各 地 域 で、 緑 の 生 態 系 保 全 活 動 を 進 め て お り ま す。更 に、 世 界 各 国 に お い て も、 地 域 清 掃 や 交 通 安 全 運 動、 社会福祉ボランティア等々、各地域に根ざした社会貢献活動に継続して取組んでまいります。
(3) 目標とする経営指標
2014年4月よりスタートした第12次中期経営計画(2014年4月1日~2017年3月31日)で、当グループは連結売 上高5,000億円以上、営業利益450億円以上を目標として掲げてまいりました。
しかしながら、中国、ブラジル・インドネシアをはじめとする新興国を中心とした経済成長の鈍化など、中期計 画策定時から大幅に情勢が変化したことにより、世界的に自動車需要が低迷し、受注台数の伸長が滞っております。
このような状況の中、計画していた各主要施策に加え、工場の集約や生産アロケーションの見直し、内作率の向 上、自動化・合理化の促進など、事業環境の変化に対応した、様々な収益改善施策に積極的に取組んでまいりまし たが、今般の不透明な為替動向などの外部環境も鑑み、売上収益※3 4,300億円、営業利益365億円を今期の見通し として、事業活動を展開してまいります。
※3 売上収益:2016年3月期本決算からのIFRS適用による勘定科目変更
(4) その他、会社の経営上重要な事項 該当事項はありません。
4.会計基準の選択に関する基本的な考え方
当グループは、資本市場における財務情報の国際的な比較可能性の向上を目的に、国際会計基準(IFRS)を 適用しています。
5.連結財務諸表
(1) 連結財政状態計算書(単位:百万円) 移行日
(2014年4月1日)
前連結会計年度 (2015年3月31日)
当連結会計年度 (2016年3月31日) 資産
流動資産
現金及び現金同等物 78,634 87,889 90,437
営業債権及びその他の債権 63,997 55,356 56,849
その他の金融資産 5,040 5,249 8,948
棚卸資産 23,183 28,340 27,763
未収法人所得税等 458 627 1,201
その他の流動資産 2,660 3,754 4,918
小計 173,975 181,217 190,118
売却目的で保有する非流動資産 505 - -
流動資産合計 174,480 181,217 190,118
非流動資産
有形固定資産 57,857 74,349 76,338
無形資産 7,195 11,160 11,467
持分法で会計処理されている投資 1,207 1,349 1,016
その他の金融資産 22,792 25,190 21,580
退職給付に係る資産 1,038 482 598
繰延税金資産 1,752 2,001 1,897
その他の非流動資産 1,311 1,108 931
非流動資産合計 93,156 115,641 113,829
資産合計 267,637 296,858 303,948
(単位:百万円) 移行日
(2014年4月1日)
前連結会計年度 (2015年3月31日)
当連結会計年度 (2016年3月31日) 負債及び資本
流動負債
営業債務及びその他の債務 65,102 60,191 66,224
短期借入金 2,018 1,551 1,086
その他の金融負債 1,840 1,709 1,452
未払法人所得税等 3,738 1,975 2,406
引当金 99 122 107
その他の流動負債 4,044 3,349 4,107
流動負債合計 76,843 68,899 75,384
非流動負債
長期借入金 69 9 21
その他の金融負債 1,003 2,381 1,775
退職給付に係る負債 2,789 842 945
引当金 145 141 78
繰延税金負債 4,728 5,967 4,847
その他の非流動負債 1,457 2,115 1,802
非流動負債合計 10,193 11,457 9,470
負債合計 87,037 80,356 84,855
資本
資本金 4,700 4,700 4,700
資本剰余金 4,949 4,949 4,949
自己株式 △3 △3 △4
利益剰余金 142,396 160,899 179,851
その他の資本の構成要素 7,620 21,571 7,563
親会社の所有者に帰属する持分合計 159,663 192,116 197,060
非支配持分 20,937 24,385 22,031
資本合計 180,600 216,502 219,092
負債及び資本合計 267,637 296,858 303,948
(2) 連結損益計算書及び連結包括利益計算書 連結損益計算書
(単位:百万円) 前連結会計年度
(自 2014年4月1日 至 2015年3月31日)
当連結会計年度 (自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
売上収益 422,317 458,732
売上原価 △352,716 △381,258
売上総利益 69,600 77,473
販売費及び一般管理費 △33,768 △39,414
その他の収益 1,017 1,693
その他の費用 △802 △472
営業利益 36,047 39,279
金融収益 3,753 1,593
金融費用 △206 △589
持分法による投資利益 674 482
税引前利益 40,268 40,766
法人所得税費用 △12,570 △11,352
当期利益 27,697 29,413
当期利益の帰属
親会社の所有者に帰属する当期利益 22,585 23,528
非支配持分に帰属する当期利益 5,112 5,885
当期利益 27,697 29,413
1株当たり当期利益
基本的1株当たり当期利益(円) 332.15 346.01
希薄化後1株当たり当期利益(円) - -
連結包括利益計算書
(単位:百万円) 前連結会計年度
(自 2014年4月1日 至 2015年3月31日)
当連結会計年度 (自 2015年4月1日
至 2016年3月31日)
当期利益 27,697 29,413
その他の包括利益
純損益に振り替えられることのない項目
確定給付制度の再測定 342 △196
純損益に振り替えられることのない項目合計 342 △196
純損益に振り替えられる可能性のある項目
売却可能金融資産の公正価値の変動 1,406 △2,314
在外営業活動体の換算差額 15,472 △14,498
持分法適用会社に対する持分相当額 108 △65
純損益に振り替えられる可能性のある項目合計 16,988 △16,878
税引後その他の包括利益 17,330 △17,074
当期包括利益 45,028 12,339
当期包括利益の帰属
親会社の所有者に帰属する当期包括利益 36,536 9,520
非支配株主に帰属する当期包括利益 8,492 2,818
当期包括利益 45,028 12,339
(3) 連結持分変動計算書
前連結会計年度(自 2014年4月1日 至 2015年3月31日)
(単位:百万円) 親会社の所有者に帰属する持分
資本金 資本剰余金 自己株式 利益剰余金
その他の資本の 構成要素
期首残高 4,700 4,949 △3 142,396 7,620
当期包括利益
当期利益 22,585
その他の包括利益 13,950
当期包括利益合計 - - - 22,585 13,950
所有者との取引等
配当 △4,079
自己株式の取得 △0
その他 △2
所有者との取引等合計 - - △0 △4,082 -
期末残高 4,700 4,949 △3 160,899 21,571
親会社の所有者 に帰属する持分
合計
非支配持分 資本合計
期首残高 159,663 20,937 180,600
当期包括利益
当期利益 22,585 5,112 27,697
その他の包括利益 13,950 3,380 17,330 当期包括利益合計 36,536 8,492 45,028
所有者との取引等
配当 △4,079 △5,043 △9,123
自己株式の取得 △0 △0
その他 △2 △1 △3
所有者との取引等合計 △4,082 △5,044 △9,126
期末残高 192,116 24,385 216,502